令和元年度に甚大な被害を及ぼした台風19号では、破損した太陽光発電設備の保管に関して環境省から注意喚起がなされました。
急速に導入が加速した太陽光発電設備ですが、その大部分がガラスで構成されている太陽電池モジュールについては、たとえ破損していても光が当たれば発電してしまうことから、その取り扱いには注意が必要です。
ここでは、急速に導入されているからこそ見落としがちな太陽光発電設備の点検やメンテナンスの重要性と、万が一破損した場合に太陽光パネルの点検や火災対策に有効な当社「難燃性完全遮光シート」について詳細をお届けします。
太陽光発電システムによる火災件数は2018年までで128件も
家計に優しく環境への貢献度も高い太陽光発電システムは、一般住宅においても年々導入が加速しています。
しかし、中には太陽光発電設備の弱点やデメリットなどをよく理解しないまま導入してしまう方もおり、注意が必要。
たとえば、「消防研究センター」が2005年から2018年までで把握している太陽光発電システムによる火災件数は、「128件」も報告されています。
内訳は次の通りです。
パワーコンディショナー74件、太陽電池モジュール14件、配線13件、接続箱16件。
火災事故が発生した理由については様々ですが、高潮や台風等の自然災害によるものが報告されています。
そのほか太陽光発電設備の設置ミスや不備なども原因の1つです。
従来では太陽光発電設備=エコで安全なものという認識があり所有者の間でもメンテナンスを行っていないという方が多く見受けられました。
しかしメンテナンス不足によって火災などの重要な事故につながることから、2017年4月1日改正FIT法では、10kW未満の住宅用太陽光発電のメンテナンスも義務化されたのです。
太陽光パネルによって発生する火災や感電の危険性
太陽光パネルの保守点検を行わなかったり、自然災害によって破損してしまうことで火災や感電リスクが高まります。
太陽光パネルは、たとえ破損していても、残された太陽光パネルが光を受けて発電してしまうことで出火する事例が報告されています。
たとえば実際にあった出来事として、太陽光パネルの火災事故により消防士が火災を消化後に感電してしまったケース。
消化後に屋根全体を覆っている太陽電池モジュールの残火を確認しようと消防士が屋根に上がり太陽電池モジュールを持ち解体作業をしていました。
そのところ、手に「バチっ」と衝撃がはしり感電してしまったのです。
このように、一度消化をした後でも太陽光パネルが光を受ければ、再度、火災や感電につながる二次被害を受けるリスクが高まります。
つまり太陽光パネルを点検する際や自然災害などで破損した際には、その取り扱いに十分な注意が必要なのです。
太陽光パネルの点検やメンテナンスは義務項目です
たとえ住宅用であっても太陽光発電システムは法律で義務化されています。
10kW未満の住宅用太陽光発電システムは、2017年4月1日の改正FIT法にも、メンテンス(保守点検)が盛り込まれました。
従来は太陽光発電設備の「設備認定」で安全基準が満たされていれば、設置後の点検などは必ずしも必須ではありませんでした。
しかし、今後FIT認定基準を通過するためには、住宅用の太陽光発電設備に関してもメンテナンスが義務とされています。
太陽光パネルのメンテナンスをすることで下記のメリットが得られます。
発電効率の低下を防ぐ
太陽光発電設備に不具合が生じると火災や感電のリスクもありますが、発電効率の低下も発生します。
太陽光パネルの表面についた汚れやゴミ等をそのままにしておくだけで、発電効率が年間2%ほど低下すると言われています。
このような発電効率の低下は、売電収入での初期費用回収にも影響を及ぼしますから非常に重要です。
定期的に太陽光パネルの点検を行うことで、適正な発電効率を維持しましょう。
火災事故を防ぐ
太陽光発電設備を定期的にメンテナンスすることで、火災事故のリスクを軽減できます。
太陽光発電システムは、パネルや架台などいくつもの部材で構成されています。とても頑丈なものであり通常少々の強風や自然災害では影響を受けません。
しかし、経年劣化によりボルトが緩んだり、パワーコンディショナーの不具合が発生することもあります。
これらを放置してしまうと、後々火災や感電事故に繋がりますから注意が必要です。
定期的に専門業者に依頼し、メンテンスを行い、事故対策を万全にしましょう。
太陽光パネルの点検や火災事故対策には当社「難燃性完全遮光シート」がおすすめ!
当社では、太陽光パネルの点検時や火災発生後の二次被害を未然に防ぐためのオリジナル商品として「難燃性完全遮光シート」をご提供しております。
太陽光パネルの点検や火災事故対策に当社の「難燃性完全遮光シート」がどのような役割を果たすのか具体的に見ていきましょう。
太陽光パネルを全て覆うことで再発電を防止します
太陽光パネルのメンテナンス・点検時や火災発生後の消火状況監視の際に、二次被害で感電してしまうケースが報告されています。
たとえ破損した太陽光パネルであっても、一度光を受けると再発電してしまうことがあるため、メンテナンスや点検時には注意が必要。
このような事故を未然に防止するため当社の「難燃性完全遮光シート」であれば、太陽電池アレイの上に被せることで、再発電を防止します。
これにより火災発生後の点検時でも太陽光パネルの再発電を抑制し、安全に点検作業を実施できます。
万が一の火災や二次被害防止のために「難燃性完全遮光シート」をぜひご検討ください。
183cm×50mのロール状なので大容量
当社「難燃性完全遮光シート」は、183cm×50mのロール状なので、設置規模が大きな太陽光パネルであっても大容量のため導入しやすいです。
これまで太陽光パネルの火災や感電等の二次被害を抑制するためには、太陽光パネルを繋ぐケーブルを切断した後に、ブルーシート等で全体を覆うなど、二次被害を抑制する手段が限られておりました。
従来の方法では時間も費用もかかる上に、導入そのものがしにくいという難点がありました。
当社の「難燃性完全遮光シート」であればロール状なので、小規模な現場であっても必要なサイズにカットし設置場所に合わせて活用できます。
また費用に関しても上記サイズで「本来価格30,580円(税込)別途送料」なので、大変リーズナブルに導入できるメリットがございます。
太陽電池モジュールの発電量を確実に低減し安全な消化活動を促進
複数の太陽電池モジュールから構成される太陽電池アレイは、たとえ一箇所の太陽電池セルに火災が発生しても、そのほかの太陽電池モジュールによって千ボルト以上の電圧が発生し続けます。
このような状態ですと、火災の際に漏電や感電のリスクが高まるため、太陽電池アレイ全体に放水をすることができません。
しかし当社「難燃性完全遮光シート」を導入することで、太陽電池アレイ全体に覆い被せ、太陽電池モジュールの発電量を確実に低減できます。
これにより、消化活動を安全に行え、漏電や感電による二次被害を抑制します。
また、太陽電池モジュールの発電量を抑制するため、火災発生時以外の点検作業にも役に立つスグレモノです。
当社「難燃性完全遮光シート」は、無料サンプルもございます。 詳しくは、下記のリンクよりお問い合わせください。