近年、一般住宅用に普及が加速している「住宅用太陽光発電システム」。
本記事をご覧いただいている方の中にも、「最近空き地にソーラーパネルが増えているな」と感じる方も多いでしょう。
枯渇しない再生可能エネルギーとして現在多くのメーカーが注目をしている分野です。
一般住宅においては発電した電気をエコキュートやクッキングヒーターなどに利用でき光熱費が節約できることから導入件数が増加しています。
一見メリットしかないように思える「太陽光パネル」ですが、太陽光パネルを起因とした火災事故が発生していることをご存知ですか。
ここでは、太陽光パネルに起因する火災事故の対策や原因について詳しくお届けします。
太陽光パネルの火災事故の現状とは?
平成29年9月22日に報告された「消費者安全調査委員会」の発表によると、住宅用太陽光発電システムに係る火災や発火、発煙、過熱等の事故は、平成20年3月〜平成28年8月までで、102件も発生しています。
このうち、平成28年8月末時点において発生した火災事故を分類すると、パワーコンディショナーまたは接続箱から火災が発生したケースが41件、太陽電池モジュールまたは配線から火災が発生したケースが8件、分電盤から火災が発生したケースが5件となっております。
このように、たった8年間に合計102件の火災事故が発生しているということは、太陽光パネルの設置やメンテナンスをする上で気をつけなくてはいけません。
参考元:住宅用太陽光発電システムから発生した火災等事故に係る事故等原因調査について|消費者安全調査委員会
https://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_012/pdf/report_012_170922_0001.pdf
太陽光パネルの火災事故の原因について
前述の通り、太陽光パネルを検討中の方も現在太陽光パネルを導入している方も個人・事業者問わず火災事故対策は必須となります。
では対策を施すためにもどのような原因で火災事故が発生するのでしょうか。
ここでは、太陽光パネルの起因によって発生する火災事故の原因について迫ってみたいと思います。
施工不良によるもの
太陽光パネルの火災事故において、最も多い原因の1つが「施工不良」になります。
施工不良とは、ケーブル配線工事の際に施工会社によるなんらかの不備があると、接合部分が異常に発熱し、アーク放電が発生する場合もあります。
そのほかにも、太陽光パネル本体についてもはんだ強度が足りておらず、設置から数年が経過した時点で、電流抵抗が増し発熱につながるケースも報告されています。
消費者庁の調査報告によると太陽光パネルの設置から7年が経過した時点で、火災事故が起きていると発表されています。
このことから、太陽光パネル設置の際は、十分な施工実績のあるメーカーを選ぶとともに、定期的なメンテナンスが重要となるわけです。
配線端部の誤った処理方法によるもの
太陽光パネルは年々需要が増している中で、新規参入する施工会社も増加しています。
その関係で、十分な予備知識がないのにも関わらず太陽光パネルの施工を行い、ずさんな工事から火災事故に発展するケースも危惧されているのです。
たとえば、太陽光パネル工事期間中に、施工業者が配線端部にビニールテープを巻いて屋根の上にそのまま放置してしまったケース。
このあと、天候が悪化し雨が降り配線が濡れてしまいました。
その後、天候が一気に回復し快晴となったことで配線端部から出火。
このように、配線端部が一度濡れてしまったことで絶縁効果が悪化し、出火するケースもみられます。
施工の際はしっかりと防水対策を施す必要がありますが、それを怠ったことが原因でした。
屋根と太陽光パネルの間に不燃材が備わっていない
通常、太陽光パネルと屋根の間には「鋼板」などの不燃材を設置し、火災事故対策をする必要があります。
しかし、このような火災事故対策が施されていないために火災に発展する場合があるのです。
太陽光パネルが発火してしまうと、そのまま屋根に燃え移りますから、現在太陽光パネルを設置されている住宅等で不燃材が設置されていない場合には、一度太陽光パネルの専用業者に点検してもらうことをおすすめします。
太陽光パネルの火災事故対策には当社オリジナル「難燃性完全遮光シート」
太陽光パネルの火災事故の原因を調査すると、その多くが「施工不良」や「経年劣化によるメンテナンス不足」、「不燃材が導入されていない」など施工業者に不備がある場合と太陽光パネルの管理者が定期点検を怠っていたことが最大の要因です。
これから太陽光パネルの設置を検討中の方は、実績があり信頼できる施工業者に複数相見積もりを取得する。
または、定期メンテナンスを怠らないという両面の対策が必要。
それに加えて、ここでは当社が提供しているオリジナル商品「難燃性完全遮光シート」が太陽光パネルに起因する火災事故対策に有効である点をご紹介します。
難燃性完全遮光シートとは
難燃性完全遮光シートとは、当社完全特注品で、火災等の緊急時において、迅速に太陽電池アレイを遮光するシートのこと。これにより、消電を促し、通常の消化活動をご提供できる商品です。
火災により破損した太陽光パネルは、取り外した後も朝になり光を受けることで再び発電してしまう可能性があります。
このような状態に陥ると、感電や発火の可能性が高まり大変危険です。
事実、2011年には6年間使用した太陽光モジュールが発火し、消化中の消防士が感電する甚大な事故が発生しています。
このようなケースを防ぐには、消化活動はもちろんですが、太陽パネルをつなぐケーブルを切断し、再度発電しないよう対策を施す必要があります。
まさにこのような場合に、当社オリジナル「難燃性完全遮光シート」を導入すれば太陽光パネル全体を覆うことができ、再度発電を完全に遮断します。
これまでは、太陽光パネルによる火災を防ぐためのメンテナンスや施工を見直す事前対策は存在していましたが、火災発生後に二次災害を防ぐ対策までは十分ではありませんでした。
しかし、当社「難燃性完全遮光シート」であれば「180cm×50m巻き」と大容量にも関わらず「本体価格30,580円(税込み)別途送料」と大変リーズナブルのため、大規模な現場にも導入しやすい利点がございます。
ぜひこれからますます増加する太陽光パネルの設置の際には、火災対策の一貫として当社オリジナル「難燃性遮光シート」をご検討ください。
下記より「難燃性完全遮光シート」の詳細ページへ移動できます。